自己破産という言葉。こんな身近にいたなんて
しょっぱなから、あまり普段の生活では聞かない言葉を並べました。
自分でも、こんなことを書いているのが不思議なんですが、
これ、実際に今、僕に迫ってきている危機でもありまして、これに関して自分の感じていることや、
少しずつでも得られた知識を記録していきたいと思います。
また、かなり稀だとは思うのですが、僕と同じ境遇を味わっている方、味わいそうな方においては、一つのケーススタディとして参考に。
また、既に経験された方としては、そんなこともあったなーなんて、過ぎた日々を思い出して懐かしくなっていただく内容になるかもしれません。
現在進行形でそんな渦中にいる僕のため、状況が動き次第投稿を進めていきたいと考えています。
自己破産になるかもしれない今日に至る経緯①
始まりは突然にというか、気づいていなかったですし。
始まりは2017年の秋ごろだったか・・・。37歳と僕もなかなかにいい歳になっていました。
そのころは、自分の人生を何とかしたいとメンターにお世話になり始めて2年くらいだったかと思います。
弱い自分の人間性を叩きなおして、全然お金を稼げない自分を何とかしたくて、ビジネス(ここでいうのは自分で個人事業主としての起業)の勉強をしていた頃でした。
元来、人と接するのが苦手な僕でした。
知らない人が何を考えているのか?いや、自分がどう思われているのか?評価されているのかが気になって、そして怖くて、自ら人の中に入っていくという事はしない人間でした。
そんな中、自分の人間の幅を広げるために、そして「ビジネスをやるとするなら、人とたくさん会いなさい」と教えて頂いた内容を、ほんとにやりたくなかった中、それでもケツを叩いてもらい、
なんとか数回、交流会というものに顔を出すようになっていった頃です。
今となっては、笑い話で終わるかわからないネタというか、現在進行形の自分の人生に大きく影響を及ぼす起点となった出来事はその中で起こりました。
よくわからない人だな・・・と思っていた人から後日連絡が
秋葉原のヨドバシカメラの上の階にあるフードコートで行われた、とある交流会。
その日は主催者の方を含めて、4人の参加者。
そこに遅れて参加してきたのが、ことの発端となるSさんが登場。
何やらつかみどころのない感じの20代半ばか、後半くらいの雰囲気。
若干お金をもっているかのような雰囲気と、少し遊んでそうなチャラついた雰囲気を漂わせた人でした。
色々、主催者さんが話題を振ったときに、話半分に、周りを少し小ばかにしたような、
のらりくらりとはぐらかすような話しぶり。
よく日暮里とかでシングルマザーとラブホに行くとか、スキーが好きです。直滑降しかしません。とか、「一体なんなんだこの人は・・・。変。意味が分からない・・・。なんなの・・・。」
という感じを覚えたのを思い出します。
まあ、これは交流会に何回か参加したことのある人だと、すぐに”ピン!”ときますよね?😅
そうです。これは、投資用の不動産物件を買ってくれる、カモを探しに来ている
不動産屋(というか仲介業者か)の人だったのです。
今となっては、そういう人はパッと見の雰囲気や、ニオイでわかりますが、
ほんとその当時は、全くそんなことなどわかる由もありませんでした。
それが、嫌でも見抜けるようになったのは、ありがたく得た経験というか、その代償は高くついたものでした。
「よかったらお茶でもしませんか?」LINE
交流会に出た後に、この連絡が来たら、
・不動産の勧誘
・ネットワークビジネスの勧誘
・ありがた(くな)い宗教の勧誘
ですね。
僕の場合、結果的に上記のメジャーな3種類のはどれも経験しましたが、
残念なことに、不動産の勧誘を受けたのはその時が初めてだったのです。
先日の交流会で会った時は、半ばふざけ半分の話しかたから、
人をナメたような人だな。とかなり印象の悪かったSさんでしたが、別の日に1対1で会った時は、
以前持った印象とは違って、言葉遣いもチャラけたところのない誠実なイメージ(今の僕から、もちろん過去の自分にツッコミをいれたい気分ですが)でした。
そこで出た話が、
投資って興味ありますか?
という言葉。その時僕は、新しいものにもいろいろ挑戦しようとしていて、
見よう見まねで始めたFXでも、なんだかんだで数十万円の利益を出していた時で(今思えば、そういう意味でも浮ついていたか・・・😅)
そのSさんは、知り合いの紹介でブックメーカーでかなり稼いだという話もはさみつつ、
僕の仕事の状況や、月収、年収、ここまで生きてきた、大まかなあらすじなどを聞き出していきます。
僕が最近、FXを始め、株、投資信託、金など、いろんな投資をやり始めたこと、
そんなことを、「いやーすごいですねー!」と褒め言葉を交えつつ話が進んでいきます。
※いやはや、今となっては懐かしい・・・。ほんとに、今更過去には戻れないので悔やむ気持ちもわかないというものですが、ほんとに青かったな・・・という思いですね。
不動産の投資って興味ありますか?
そんな中でした。その時はそのSさんが不動産の話をするために、僕をお茶に誘ったとは
つゆ知らず、「不動産の投資って興味ありますか?」の問いに
「不動産なんて買えるお金なんてないので、現実的には考えられませんけど、
持ってみる経験もしてみたいですね。」
などと口走ってしまったのでした。
ちなみに、その当時、僕はただのアルバイト。正社員でもないし、その上貯金もこれと言ってない。
確か借金はなかったですね。
その1年半前くらいに、マーケティングの神様と言われる、ブライアン・トレイシーさんのセミナー付きの教材を、うかつにも89万くらいだったかを契約してしまい、それの支払いが60万くらい残っていたのを一括で返済して、「ざまあみやがれ!」となぜか上から目線で思っていた頃でした。
(注:上手く営業の人に乗せられて契約してしまったことが、腹立たしくて悔しくて、結局一度もそのセミナーに参加することもなく、支払いのみが残っていた状態だったため。お恥ずかしい・・・)
ただアルバイトは早朝から昼前までビル清掃のバイトをやり、昼以降から夜の20:00か21:00くらいまでは、音楽教室の電話のバイト。そして、その昼の仕事が休みの日はパチンコ屋でバイト、週の土曜日だけは夜勤で東京駅近くの高めのホテルの清掃をするなど、年収で700万弱ほどありました。
まあ、その時期は自分の限界に挑戦!みたいな感じで、人生で初めて365日(実際には一日だけ希望シフトを外されて仕事できなかったので364日)仕事をし続けた一年を送りました。
それだけ、仕事を詰め込んでいただけあって、もちろん常時疲労感と睡眠不足状態のへろへろ状態でした。それでも睡眠時間は5~6時間(電車の中の居眠りも含めて)取れていたのですが、身体がきつかったですね~。ふらふら。
でも、そのころは、自分の人生でぶっちぎりで1番にお世話になったメンターをはじめ、世の中のすごい人たちが、どれだけぶっ飛んだ仕事の仕方をしているかを目の当たりにしていたので、自分がこれくらいふらふらなのは当たり前だと思っていました。
「一日8時間眠ったとしても、のこり16時間仕事できますよ」
(笑)そうですよね。ほんとその通りです。そんな感じの時期でした。
まあ、世の中の長時間労働する、無限モチベに思えるエリートの方々は大概ホワイトカラー。
僕は半分ブルーカラーでしたので、脳みそと筋肉半々な感じの比率でした。
ええ、まあ審査とか通るなら不動産もってみてもいいかな~
不動産の投資に興味ありますか?の問いに、そんなの今の僕に持てるわけないじゃないですか。と、半ば呆れて、「持てるもんなら、持ってみたい気はありますけどね~」と答えた僕でした。
後日、前年の収入合計は源泉徴収票をかき集めると670万ほど。そしてアルバイト。
こんなのが、不動産だなんて。
持てると思いますか?
その後、Sさん以外の人物がいろいろ登場してしてくるのですが、結果的に
不動産を持ててしまった。それも僕が人生で考えたこともない金額の借金と共にですが・・・。
また次の記事に続きます。
コメント